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5「奈良団賛」
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☆奈良団賛(ならうちはのさん) 横井也有著正編『鶉衣』に掲載されている俳文で、也有20歳代後半の作と考えられています。奈良団扇(ならうちわ)は、奈良市の特産品で、称徳天皇の天平神護〜神護景雲年間(765〜769年)に春日大社の神官が軍扇の形に倣って作られたのが始まりとされてきました。この俳文は、扇と団扇を比較し、団扇の美点を述べていますが、一芸無能の団扇と多芸多能の扇子の対比がとても面白く描かれています。扇は、風を起すほかに、謡曲の拍子をとり舞に用いられ、帯に差されて晴やかな場にも出入りしますが、団扇の方は、ただ暑さしのぎに使われるばかりだとしたものの、団扇に愛着を持っているのがわかります。 |
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☆奈良団賛(ならうちはのさん) (全文) | |||
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