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47「借物の弁」
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☆借物の弁(かりもののべん) 横井也有著正編『鶉衣』に掲載されている俳文で、元文5年(1740年)夏の作と考えられています。この俳文は、物の貸し借りについて述べたもので、いろいろなエピソードを出しながら、面白おかしく語ったものでした。大昔から、物の貸し借りということはあり、金に困って借金をすれば、だんだん深みにはまっていくものだとしています。僧の金貸しについて、貸すほうも借りるほうも罪になることだしとしました。最近の人は借金を苦にせず、貧乏も平気だなどと(清貧で知られた)顔回を引き合いに出すものの、顔回とは雲泥の差だとしています。人並みでないと恥ずかしいと、無理して借金ををしても、返せないのはもっと恥だとし、なんでも借りられる世の中で、女房だけは借りられないのがありがたいことだと結びました。 |
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☆借物の弁(かりもののべん) (全文) | |||
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